こだわりを譲ると世界が広がる

先週 プール指導の事・・・Tくん(小3年)が この所 突然!泳いでいる途中からプーの底に黒いライインにこだわり始めたのです

「黒いライインで 泳ぐ泳ぐ」と訴えるように泳ぎ 私もその姿勢に反応しながら「黒いライインがなくとも泳げるようにならないと」と答えると さらに「黒いライイン 黒いライイン」と反応してきます

それでも将来的に このこだわりが他のこだわりに発展したり・・・こだわりの要求が通ることで 何でも聞き入れてくれる事を学んだらどうしようと 考えて

あえて そんな訴えに「大丈夫 黒でも青でも黄色でも泳ぐことができるよう」と言い聞かせるように体で止めると 鳴きながら「出来るかなあ・・僕・・」となきはじめたのです。何とか プール指導が終わり・・・Tくんに「大丈夫 一緒に乗り切ろうよ」と肩に触れると シクシク泣きながらプールを後にしたのです

そして 今日 Tくんがプールにやって来て プール指導を開始

順番にスケジュールを見ながらの・・・私の頭の中には 今日も黒いライインの事を言い出すだろう・・・それでも将来的な事を考えてしっかり受け止めよう・・・そんな覚悟で

指導していました。

今日は 何故か Tくんの様子が違うのです。黒いライインからズレているのです。

もう こだわりがおわったのかな?とも思いました そんな様子の中で Tくんが小声で「黒いライイン・・黒いライイン」と言い出したのですが でも 行動は 黒いライインからズレているのです。・・・何故と思いながら

そのまま 最後のスケジュールカードも終わり・・・Tくん「やった!!100点」と

うれしそうに笑顔

更衣室でも「黒いライイン ゆずれて100点」と言いながら着替えていました

お母さんも びっくりして大喜びでした

こだわりを捨てるのには 勇気と覚悟がいるのだとおもいます。

しかしながら それを手助けしてくれる誰かの助けもいるのだと思いましす

変れる1歩は 大きな1歩だと思います。成長する事は お互いの気持ちの分かち合いだと思います。